体験の内容について

東京都内で野鳥が生息している。そんなこと考えたこともないのではないでしょうか?

今回見に行くアオサギは、ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥です。
そう言われるとどことなくペリカンらしさがありますね。

アオサギは繁殖期に集団で繁殖地に集まり繁殖コロニーをつくります。
普段は川や池でじっとしていることが多いですが、
関東では1月〜2月になるとそれぞれのアオサギは嘴や足が赤くなり、
巣の上で飾り羽を広げたりして美しい姿を見ることができます。
求愛行動として嘴を鳴らしたり、高低さまざまな声で鳴き、普段とは違った姿が見られます。
繁殖が進む4月〜6月にはヒナの姿も観察できることもできます。

この体験では、駅から横十間川親水公園への街歩きを通じて、
アオサギの観察・撮影や、周辺でのバードウォッチングをじっくり楽しみます。

【当日の流れ】
南砂町駅集合→仙台堀川公園経由→横十間川親水公園へ向けて水辺を歩いて野鳥観察体験→アオサギ観察・撮影
(→ご希望により懇親会へ(1時間程度))

なお野鳥観察に必要な、KOWAの双眼鏡を無料でお貸しいたします。
撮影はご自身のカメラ・携帯でお願いいたします。撮影のポイントもガイドします。

この体験を始めたきっかけ・思い

私が野鳥の観察や研究を始めたきっかけは北海道での観察体験でした。

その時に広い湿原にポツンといたアオサギという鳥に出会い、同じ鳥が都内周辺にもいるのを見て、都会で野鳥が暮らしていける条件を知ろうと思いました。

そのうちに都会にアオサギの繁殖地が増えていくようになりましたが、このような野鳥を都会で気軽に見られることや、都会の緑に次々を進出してくる鳥たちのことはあまり知られていませんでした。そこで、みなさまにも、街歩きのメニューとして野鳥観察ができる体験をと考えて、この体験をはじめました。

もともとは、あまり見向きされてこなかった街ナカの鳥をもっとみなさんに気づいてもらい、都会で共に暮らしたり、街歩きのテーマの一つとして楽しむきっかけになればと思います。

街歩きをしながら野鳥観察ができないかと思い、街歩きガイドもやったことがあり、街の主要な名所や旧跡などのスポットの解説も交えながら野鳥を探すということもやっていました。

普段何気なく過ごす街ですが、その街に暮らす野鳥たちの美しさや強かさを感じていただけると嬉しいです。


白井 剛さんのプロフィール

都留文科大学と和光大学で動物生態学の講義を持つ非常勤講師。アオサギ博士(博士(理学))。街ブラ系ナチュラリスト。 普段は東京近郊、特に多摩川のアオサギの行動や繁殖に関する生態を研究。また多摩丘陵北端「たま-ゆめ崖線」http://bit.ly/aFlUJk などで自然観察ガイドもやってます。

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その他の事項

注意事項

▼多少歩きますので、歩きやすい服装、靴でご参加下さい。
▼持参する望遠鏡を皆さんで覗けますが、双眼鏡を持参するとより便利です。(双眼鏡の貸出もあります)
▼傷害保険には加入しておりませんので、参加中のケガ等にはご注意ください。

金額に含まれるもの

案内料、配布資料代(双眼鏡貸出は無料。終了後の懇親会ご参加の場合の飲食代は各自お支払いください。)

参加人数
1回について5名まで。また各回1名未満の場合は実施しません。
実施日前日の21時の時点で実施有無を決定。自動キャンセルに伴うキャンセル料は発生いたしません。
キャンセルポリシー
開始2日前まで全額返金します。