体験の内容について

まずは塩作りの釜場を見て、全体工程を説明してその後体験塩チェック
をしていただきます。最後にAND STORYオリジナルで、計量・袋詰めし
ラベル貼ってもらったひんぎゃの塩をプレゼントいたします。

(塩作りの工程)
三宝港から汲み上げた海水を大きな平釜にたっぷり張り地熱(ひんぎゃ)で
あたため続けます。13日後くらいから水面で徐々に結晶化が始まります。
毎日コテ入れをし、にがり水分がほどよくなくなるまで続けます。
これを約6日繰り返し、全体がザクザク状態の塩になったところで
大きなかごにいれて釜あげとなります。そのあと遠心分離機にて脱水します。
乾燥室にて2日間、再度地熱で全体の水分を飛ばします。
湿気が抜けたところで、ふるいでふるい大きさを分別。
大きい粒を粉砕機にかけ、ふるいの下に落ちたものと混ぜます。
粉砕後の塩は木屑などのゴミがないか念入りにチェックをします。
これで塩自体は出来上がりです。
今度は計量。それぞれの重さに合わせて袋につめ、ラベルを貼ります。

※島へのアクセス方法はこちらをご参考ください。
http://www.vill.aogashima.tokyo.jp/access/

この体験を始めたきっかけ・思い

閉鎖的な島が嫌いで飛び出した私は、東京で役者として10年を過ごしました。母の看病のために戻った島にあったのは、東京にはない”営み”でした。島には色々なモノがない不便さや自然の厳しさを直接感じることが多い一方、その一つ一つの存在を認識し、有難さを感じることができるくっきりとした生活の原型があります。私は今、青ヶ島の製塩所で「ひんぎゃの塩」を作っています。ひんぎゃの塩の特徴は、地熱蒸気で作っていることです。地熱蒸気を使っているのは、おそらく世界でここだけだと思います。柔らかく、まろやかな味わいがするかわいい塩の魅力に取りつかれています。

島の人口は現在約160人です。今後どうなってゆくかはとても大きな課題です。
どんなに人口が減っても、次の世代が暮らしていくことをしっかり考えたいと思っています。
この島にあるものを大切にして、島と共生できる暮らしを実現していきたいです。
そして、ここを訪れる人たちには都会にはない”営み”を感じて帰って頂ければと思います。


Yamada Alisaさんのプロフィール

東京都青ヶ島生まれ。昭和59年、文教女子短期大学英文科卒業。同年から平成7年にかけて、井上ひさし氏が座付き作家をつとめる劇団「こまつ 座」に所属。平成10年、青ヶ島に戻る。現在は「ひんぎゃの塩」の塩作りに汗を流す毎日。

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その他の事項

注意事項

夏場は工場内が高温になりますのでご注意ください。

金額に含まれるもの

お土産の塩

参加人数
1回について4名まで。また各回1名未満の場合は実施しません。
実施日の2日前21時の時点で実施有無を決定。自動キャンセルに伴うキャンセル料は発生いたしません。
キャンセルポリシー
開始7日前まで全額返金します。